個人事業主として印鑑をつくるぞ!と決めた方へ。
わたしも張り切ってまず印鑑をつくりました。プライベートの印鑑と分けるのが目的でしたが、注意したことやどんな手順でどこでいくらで買ったかなど実体験をまとめましたので、ひとつの例として参考ください。
個人事業主用に印鑑って必要なのか?
結論から言うと別にいりません。
法人設立時には代表者印と銀行印はマストで必要な印鑑になりますが、個人事業主の場合「会社」ではないので代表者印という概念がありません。
契約書などで見栄えが良いという理由から、屋号付きの代表者印をつくったり、屋号付きの銀行口座をつくって屋号付きの銀行印を用意したりと、印鑑自体は個人事業主でも屋号付きで作成できます。
わたしの本業では多くの個人事業主の方と契約書を取り交わしているので、色々な人の捺印済契約書を見てきましたが、屋号付きの印鑑の人はほとんどいません。企業側の立場から見ても個人の印鑑を押してもらっているので十分です。屋号付きの方が信頼度が上がるとかもありません。
そもそも実印って持っていますか?
個人の実印ってつくられていますか?
大人ならみんな持ってるみたいな事を聞きますが、わたし持っていませんし、必要にせまられたことすらありません。
デジタルファーストが進んでいく中、ハンコ文化も終わりを迎えようとしている最中に今から印鑑つくるのもなぁという抵抗感があったのですが、日本社会に根付くハンコ文化はまだまだ健在でした。個人事業主から法人化も見据えているので必ず必要になる場面が出てくるだろうということで、さっそく実印をつくってみることにしました。
そこで、まず印鑑について調べたのですが、各印鑑販売店が口を揃えて「女性は基本的に名前のみの横書きの印鑑をつくるべし」みたいに名前でつくる実印を勧めてきました。
その理由が1.結婚して姓が変わるから 2.女性が「姓」を背負うのはよくないだとか 3.女性のフルネーム実印は「後家相※」になるとか、、、もう、なんというか、むちゃくちゃ昭和な考えが根付いています。さすがハンコ文化がなかなかデジタル化されないわけですね。
実は、わたしの名前が結婚して総画が33画という後家運が半端ない名前になったので、夫の運気を吸い取りませんようにという願いも込めて、印鑑サイズも小さめの控えたサイズのものにしました。…迷信にめちゃくちゃ囚われていますね。
※「後家相」っていうのは、妻の運気が強すぎて、夫の運気を吸い取り早々に死別するなどと言われており、手相とか姓名判断とかで耳にする言葉です。
結果わたしが揃えた印鑑はこの3つ
最後に実際にわたしが購入した印鑑とそのお店も紹介しておきます。
どこで買うか調べるのが面倒な方は参考にしてください。
印鑑3本 店舗名:ハンコチョイスさん
別珍化粧ケース 店舗名:ハンコヤストアさん
1.実印
実印は持っていなかったのでつくりましたが、すでに持っている人は不要です。
表記 :名前のみの横書き(右から左)
サイズ:13.5mm
書体 :印相体
素材 :チタン
2.銀行印
プライベート用の銀行印と個人事業主用の銀行印を分けるためにつくりました。銀行印も女性は名前のみにした方がいいらしいですが、事業用の印鑑なので姓でつくりました。
表記 :姓のみの横書き(右から左)
サイズ:12.0mm
書体 :印相体
素材 :チタン
3.認印
こちらもプライベート用の認印と個人事業主用の認印を分けるためにつくりました。確定申告や開業手続きなどでも頻繁に使う印鑑になるので、プライベート用とは書体を変えることですぐに判別するようにしました。
表記 :姓のみの縦掘り
サイズ:10.5mm
書体 :篆書体
素材 :チタン
つくった3つの印鑑には「アタリ」と呼ばれるどの向きが上かが分かるちょぼみたいなものをオプションでつけて、チタン印鑑専用ケースもつけてお値段1つ2,000円で購入しました。チタンでこの値段はあり得ないくらい安いです。
あまりに安かったので、3つをまとめる別珍化粧ケース1,500円も買ってしまいました。(※2020年2月3日時点の価格情報となります)
まとめ
女性で個人事業主用の印鑑を揃えようと考えている人に向けて、わたしが揃えた印鑑を紹介させてもらいました。
- 表記
- サイズ
- 書体
「素材」についてはチタンが耐久性があっておすすめです。印鑑登録したハンコは欠けてしまうと作り直す必要が出てくるので、安い素材の場合は注意が必要です。(各素材にあったお手入れをしたり、落とさないようにしたり)
あなたの個人事業主としての第一歩!応援します。