高齢出産で大量出血!唯一の後悔とやっておいて良かったこと

-実録-こうれいしゅっさん

不妊治療からの妊娠、そして高齢出産を控えている方へ。

お産は命がけ。それを我が身で体験した記録と「やっておいて良かった~」というリスクヘッジを紹介します。

破水からの計画入院

出産前日
妊娠をして42週と2日目。出産予定日の翌日でした。
友人に「反復横跳びしたら陣痛来たよ!(←迷信)」と聞いたわたしは、昼と夕方そして寝る前に反復横跳びを10回3セット実践したところ、その日の夜中になんか違和感があり、トイレへ。
3時13分
おりものシートに少し凝固した血液と血が混じってピンク色になったさらさらした水っぽいものがついていました。「これは噂のおしるしでは?」と悠長に胸踊らしながら、そのおりものシートの写メを撮り、ナプキンをしてそのまま寝床につきました。
4時54分
お漏らしをしたような違和感があり起床。トイレへ。
ナプキンには先ほどと同じような少量の凝固した血液とピンク色のさらさらした水っぽいものがついていました。「これ確実におしるしな気がする」とナプキンを変えてもう一度寝床へ。
5時20分
またもやお漏らしをしたような違和感があり起床。トイレへ。
ナプキンにはこれまでのような出血はなく、ピンクにもなっていない水っぽいものだけを大量に吸っていました。
「…もしかして破水???」
「えっと、、、破水ってびしゃーって出るんでなくて?」
「え?さっきのピンク色のさらさらしてた水っぽいものも、もしかして破水?」
朝方ひとりでパニックです。
5時24分
これが本当に破水なのかと自信がなかったものの、「ちょっとだけ破水してるっぽいです」と病院へ電話。「すぐに病院に来てください」とのことだったので、タクシー配車アプリでタクシーを呼び出している間に夫をたたき起こしつつ陣痛バッグ抱えて家を出ました。
6時09分
病院についたらちょうどわたしより緊急度の高い妊婦さんが救急車で運ばれてきたので、ちょっとお待ちください状態となり30分ほど待ち状態。不規則だけど前駆陣痛もでてきました。
7時10分
妊娠管理のため即入院。
前期破水による子宮内感染を予防するため抗生剤投与(点滴)開始。破水が止まりません。
陣痛が5分刻みになるまで陣痛室には移動できないため、病室でひたすら我慢。羊水がどんどん流れていきますが、念のためにと多めに用意していた産褥パッドが活躍しました。
21時03分
陣痛アプリを使って間隔を測るも、陣痛が一向に5分刻みにならないまま14時間。
翌朝に陣痛促進剤を使って陣痛を誘発することになりました。
陣痛室以外は付き添いNGのため、このあとひとりで不規則な陣痛と夜通し戦い続けます。 参考 陣痛誘発MSDマニュアル家庭版

陣痛促進剤を使って陣痛開始

出産当日
8時20分
破水して24時間以上たっていますが、なかなか陣痛が来ません。
陣痛室に移動して、オキシトシンという促進剤を使うことに。精密持続点滴装置という薬液量を厳密に調整していく装置を使い、最小量から30分ごとに増量していきます。
8時30分
夫を呼び出して、ついでに家にあったレモンのアロマオイルを持ってきてもらいました。良い匂いを嗅いで気を紛らわせようと思い付きで依頼したのですが、このアロマの匂いが後に最大の功労者となります。 参考 香りの効果は?アロマ出産についてプレママタウン 参考 自然分娩をサポートする方法:アロマ出産ママニティ大百科 参考 アロマセラピーによる痛みの緩和住友化学園芸
9時50分
促進剤がすごくよく効く身体だったようで、増量ごとに陣痛が強まってついに本陣痛。
とりあえず「力んだらダメ!」「呼吸法でイキミを流せ!」と聞いていましたので、実践するものの、子宮口はまだ開き切りません。
12時00分
昼食を出されますが、食べる余裕はありません。
(陣痛が長くなる人もいてるので、絶対食べておいた方が良いです)

痛みを我慢してると呼吸を止めてしまいがちになります。
息を吐くことに集中したら吸うのは勝手に吸ってくれるらしいので、吐くことに集中しようとするものの、痛みが勝って呼吸が難しくなり、もうこれ叫んだ方がうまく息が吐けてイキミを流せるんじゃないかと実践。

タオルで口を押えながら、「ぐぁゃぁぁぁぁ」とか「がぁぁぁぁぁ」とか意識して大声を出して叫びだすと、イイ感じにイミキ流しができてきました。すごい効果。恥ずかしさは捨ててください。

また助産師さん直伝の陣痛がきたら「尻の穴をものすごく強く押す」というのを、付き添いしていた夫に実践してもらっていました。これめちゃくちゃ効果があって、本当に助かりました。


その後「わたしの雄たけび」&「尻の穴を押す」という地獄絵図が続きます。

  1. 「雄たけび」&「尻の穴押す」
  2. 水分補給(ポカリ)
  3. アロマオイルを染み込ませたタオルに顔を埋めてスーハースーハー心を整える

ひたすら我慢我慢我慢で、1~3を無限ループです。


そしてついに、「もう無理!」「イキみたくて仕方がない!」という状態になります。
というか「うんこしたい!」状態になりますが、この時点ではしゃべることすらできません。しゃべれて一言二言です。「うんこ」「したい」「ムリ」これで助産師さんに伝わりまして、子宮口チェックOKが出て分娩室へ。

13時54分
経腟分娩にて出産
陣痛が辛すぎて「やっとイキめる!」と分娩はスムーズに進行。
スムーズどころか、さっさと出してしまいたい!と頑張りすぎてしまい急速に進んでしまいました。これが後の出血過多の要因のひとつになるとは思いもしなかったわけです。 参考 分娩時の子宮からの出血過多MSDマニュアル家庭版

胎盤がはがれない?3000mlの出血

子どもは元気に泣いている声が聞こえましたが、わたし自身の処置は一向に終わらず、それどころか応援を呼ばれて、わたしの周りの医師や助産師さんの人数が3人から6人くらいに増えました。

どうやら胎盤が出てこないみたいで、癒着胎盤のようでした。子宮内で何か引っ張られるのが分かるのですが、これが激痛で分娩より痛い。なかなか剥がれるまでに時間を要してしまい、さらなる出血過多の要因のひとつとなりました。

さらに子宮収縮が弱く、血が止まらないとなり、子宮内にバルーンを入れられ止血しました。兎にも角にも出血が多くあたりは血の匂いが充満しています。

この時、わたしはぐったりしてましたが、分娩で疲れたのか血が足りなくてぐったりしてるのかよく分かりません。

そこに担当医から「出血量が多いし輸血した方がしんどくないけどどうする?」と判断を仰がれました。

参考 分娩時大量出血今日の臨床サポート

輸血する?しない?

輸血にもリスクは少なからずあるし、しなくてもいいならしたくないなという思いと、3000mlの出血があると聞いても、ピンと来なかったのが理由で、

「輸血やめときます」

そう判断してしまいました。

その後、MFICU(母体胎児集中治療室)に運ばれ、取り急ぎ鉄剤を投与。
この時点でヘモグロビン値は5。寝て起きたら7くらいになってたりしないかなと(絶対ならないようです)私の細胞頑張れって応援しながら寝床につきます。

そして、翌朝の血液検査でヘモグロビン値は5.1。(でしょうね)
ベッドから起き上がれない理由が貧血のせいだということにやっと自覚をして、「輸血します」となりました。

なんというか、、、最初っから輸血しておいたら良かった。。。

リスクヘッジを優先した病院選び

ここまでの大変なお産は想定外でしたが、
高齢出産のリスクに備えて、あらかじめヘッジをしていました。

それが分娩する病院選びです。

本当はご飯が美味しくて、キレイな室内で、全個室になってて、産後のエステなんかもついてたりする個人の産院とか憧れていましたが、万が一に備えてNICUやMFICUがある大学病院や母子医療センターのような三次救急の医療機関を選びました。

三次救急の産科となると既往症などから出産時のリスクがある妊婦さんが、産院や病院の紹介を受けて来るケースや、出産時のトラブルがあり産院から産後緊急搬送されてくる人が優先されますので、始めましてでは選びにくいところがあります。

ただ、わたしのように不妊治療で妊娠をした際は、不妊治療の病院が希望の産院への紹介状を書いてくれますので、三次救急の病院でもスムーズに分娩予約ができるケースが多いかと思います。

※三次救急医療機関となると感染症患者の受け入れをしているため、通院時の感染リスクという別のリスクもありますので、天秤にかけて産院選びをおこなってください。

まとめ

100人いれば100通りあるお産。
最悪のケースを常に想定していた我が家では、結果無駄な準備も多かったのですが、この体験記がこういうケースもあるのねって、誰かの参考になったらいいかなと記憶があるうちにまとめました。

唯一の後悔とやっておいて良かったこと
  1. 大量出血したら輸血は迷わずにYESということ
  2. アロマオイルが染み込んだタオルを用意しておくこと
  3. 産褥パッドは多めに用意しておくこと
  4. 不安があれば救急医療機関を選んでおくこと

お産ってマジで命がけ!