パラレルワークに興味を持っている方へ。
このサイトで定義するパラレルワークの考え方と副業や複業との違いについてまとめました。
パラレルワークとは?
「Parallel work」を直訳すると「並行作業」ですが、そもそもの語源は「マネジメント」で有名なピーター・ドラッガーが提唱した「パラレルキャリア」から来ています。
パラレルキャリアをわたしなりに要約すると、仕事だけに限らずボランティアや研究なども含め、何かしらの「社外活動」を通して複数のキャリアを並行して築いていくという考え方です。
このサイトではパラレルキャリアを通じて発生する業務をパラレルワークと定義付けています。
副業との違い
副業とはメインで働く仕事である本業以外のサブ的な仕事や業務を指すことで、一般的にはメイン以外の収入を得るサブ業務として定義づけています。
副というだけあり、働く時間はメインより少ないケースが大半です。
パラレルワークの概念の中のひとつとも言えます。
複業との違い
複業とはメインやサブといった区別がなく、すべてが本業として扱う業務を指すことで、一般的には複数の収入を得る本業として定義づけています。
メインとサブの区別がない、または区別ができないというだけあり、働く時間も差がないケースが多いです。
パラレルワーク=複業と思っている人が多いですが、このサイトの定義でいうと、明確に違います。そして複業もまたパラレルワークの概念の中のひとつとも言えます。
最近は複業可能な会社が出てきましたので、2つの会社に勤めている人も増えてくると思いますが、日本の法制度としては追いついておらず、雇用保険や社会保険に関しては気をつけるポイントがたくさんあります。わたし個人としては会社員をしながら収入UPしたいなら、複業より副業をお薦めします。
複数のメリット
パラレルワークの最大のメリットは社会における自分の居場所(コミュニティ)が複数できることだと考えます。その副産物として次にあげるような複数のメリットがあげられます。
- 人脈ができる
- やりがいを感じる
- 色々な経験ができる
- 色々な知識がつく
- 多様な考え方を学べる
- タイムマネジメントが向上する
- 1つの居場所を失ってもリスクにならない
唯一のデメリットとその対処方法
パラレルワークの最大にして唯一のデメリットが「時間」です。
「お金」と違い「時間」は全員が平等に分配されているもので、増やすことができませんから、パラレルワークが多いほどそれに割く時間が足りなくなります。
その対処方法として「効率化」「時短」があげられます。「時間」そのものを増やすのではなく、それぞれに割く時間を減らすことで、結果使える時間を増やすしかありません。
まとめ
人によって解釈が異なる「パラレルワーク」という言葉について、改めてまとめてみました。この考え方に沿ってみるとすでにパラレルワークをしている人も多いのではないでしょうか。
- パラレルキャリアを通じて発生する業務
- 副業や複業とイコールではない
- 収入がない業務の場合もある
- 複数のコミュニティが手に入る
社会における複数の居場所(コミュニティ)の確立は人生にとって豊かになることでもあると考えています。
このサイトではパラレルワークに取り組む人を応援し、デメリットを少しでも解消できる手伝いとなるよう情報発信に取り組んでいきます。